宇宙、それは最後のフロンティア……。
スタートレック劇場版第三作、ミスタースポックを探せ!を観ました。
(サンサンさんによる写真ACからの写真)
自分がキャラクターにハマってきたのか、おもしろかったです。いつものメンバーでじっくりと渋いSFドラマが見れます。
目次
スター・トレックIII ミスター・スポックを探せ!あらすじ
(注!!カーンの逆襲のネタバレ含みます。もし見るならⅡから観てください)
前作カーンとの戦いにより、スポックは死に、その遺体は宇宙へ放たれた。エンタープライズ号はボロボロになって宇宙ステーションに帰還し、メンバーには待機命令が下る。
宇宙に放たれたスポックの遺体は、前回のジェネシス装置で急速に人工進化させた惑星に落ちた。その進化の影響によりスポックの遺体は、彼の遺伝子を持ったバルカン人の子供に生まれ変わっていた。
その頃、クリンゴン人のクルーグはジェネシス装置が強力な武器にも転用できるという情報を知り、ジェネシスの星へ向かう。
同じくジェネシス星を調査に来ていたサーヴィック大尉とカークの息子でジェネシス研究者のデビッド。二人が星に降りて調査している間に、突如現れたクルーグによって、デビッド達が乗っていた船は破壊されてしまう。
サーヴィックとデビッドは、ジェネシス星で見つけた少年スポックとともに、進化の影響で不安定なこの星に取り残されてしまう。
宇宙ステーションでは、スポックの死を悼むカークのもとに、スポックの父サレク大使が現れる。彼の助言により、スポックのカトラ(魂)は死ぬ間際にマッコイの精神に託され、まだ存在していることを知る。論理的な話をするマッコイ。
彼の遺体があれば、スポックを復活させることができる。
カークと仲間達は、待機命令を無視してエンタープライズを奪い、ジェネシス星へと向かうのだった。
スポックを探せ!感想
良かったです。軍規違反までして、スポックのためにエンタープライズを乗っ取るあたり、胸熱です。
クリンゴン人が完全に悪役
今回、敵としてクリンゴン人のクルーグが出てきますが、完全に悪役でした。
クリンゴンとは停戦協定中らしいですが、クルーグはそんなことは無視して、攻撃してきます。後のシリーズだと、ウォーフとか普通にクルーとして出てきますが、まだこの時代は「部下はミスしたらその場で処刑!」というような分かりやすい悪役でした。
世代交代の波
前回同様、エンタープライズも、メンバーも歳をとっていきます。
個人的には、劇場版パトレイバー2のような哀愁を感じました。カーンとの戦いで攻撃を受けたエンタープライズ号は帰還はするけど修理する予定はないと言われます。で同じドックには最新鋭のエクセルシオール級の宇宙船が停泊している。エクセルシオール級のデザインがまた次世代!って感じでかっこいい。
主要メンバーは待機命令が出ます。カークは提督なので、もう航海に出ることはないのかもしれない。
劇場版はメンバーの哀愁がにじみ出てます。もうフロンティアし続けることはできないのかもしれない。といった雰囲気が出ていて。いいです。渋いです。
脱出劇
スポックを助けるため、カークといつものメンバーは、待機命令を破り、ボロボロのエンタープライズを奪取して、宇宙ステーションから逃走を図ります。
この友人スポックのために、いつものメンバーが制服ではなく私服で集結する。この展開がいい。加藤ことヒカル・スールーも、なんかアジアっぽい未来服です。
下手したら捕まるか、除隊させられるかもしれないのに、誰一人ためらう人がいない。
さらにエンタープライズに乗り出港すると、今度は最新鋭の宇宙船エクセルシオール級が追っかけてくる。熱いです。
「通常出力四分の一!」
カークの機転をきかせた行動
相変わらず型にはまらないカークの作戦はしびれます。
今回はクリンゴンのクルーグと対決しますが、ピンチを逆手に取って最善の手を打つやり方は、さすが提督です。まあエンタープライズがああなってしまいますが。
カークの息子あっさり死亡
前作、カーンの逆襲で登場したカークの息子デビッドがけっこうあっさり死にます。
あっさりすぎるので、実は生きてました、みたいなパターンかと思いましたが、やっぱり死んでました。
まとめ
スター・トレックIII ミスター・スポックを探せ!回を追う事に、話が複雑で、かつ面白くなっているように思います。主要メンバーのおじさん達にハマれば、もう抜けられないと思います。
Netflix入って過去のTVシリーズ見ようかと思うくらいです。
次は、なぜかこれだけプライム無料じゃない、故郷への長い道です。