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【映画】スター・トレックV 新たなる未知へ レビュー

宇宙の二人

劇場版スタートレック第五作 新たなる未知へを観ました。

正直、微妙でした。おもしろくなる要素は沢山あるのに、全体的には中途半端な感じでした。

いつもの3人(カーク、スポック、Drマッコイ)の掛け合いは安定してよかったですが。
acworksさんによる写真ACからの写真)

スター・トレックV 新たなる未知へ あらすじ

中立地帯にある惑星ニンバスに駐留する三人の大使(地球人 クリンゴン人 ロミュラン人)が拉致された。

3人を拉致したのはバルカン人のサイボック、彼はスポックの腹違いの兄だった。サイボックは不毛の惑星ニンバスに住む人たちをマインドコントロールし、自分の信徒にしてその勢力を増やしていた。

三人の大使が拉致されたことを知り、カークたちの乗るエンタープライズは惑星ニンバスに向かう。

大使を奪還すべく作戦を行うが、三人の大使もすでにサイボックの信徒となっており、作戦は失敗、エンタープライズはサイボック達に奪われてしまう。

サイボックの目的は、どんな宇宙船も入れないとされる宇宙の辺境、人類未到の地グレートバリア、その中に【神】が居るとされる惑星「シャカリー」に向かうことだった。

エンタープライズのクルーも大半がサイボックに洗脳され、カーク、スポック、マッコイ、チャーリー達はしぶしぶ、エンタープライズ号で惑星シャカリーに行くことを了承する。

 

スタートレックV 新たなる未知へ 感想

Wikipediaによると、今回の映画、公開当時はかなり不評だったようです。
腹が立つほどツマラナイ!というわけでもなく、なんだかもやもやする作品でした。

いろいろ中途半端

SFとしても、コメディとしても、全体的に中途半端な印象でした。

コメディっぽい要素(ロッククライミングしているカークにジェットブーツで近寄るスポック、ウラのお色気作戦、おもむろに通路で頭を打つチャーリー、など)もイマイチ。

今回の敵?サイボックがどれだけすごい人物かもいまいちわからなかった。またサイボックのマインドコントロールのシーンも、いまいちパッとしない。バルカン人のテレパシー能力で人のつらい記憶を呼び起こし、そのトラウマから解放させることで信徒にします。

洗脳が始まると、エンタープライズの船内から、カメラがぐるっと回って辛い過去の場面にセットが変わる、という演出はおもしろかったけど、サイボックのカリスマ性はいまいち伝わらなかったです。

神がいるとされる惑星シャカリーの描写も、一作目のヴィジャーの機械惑星の方が面白い。宇宙の果てに神が住む惑星があるって設定、おもしろいけどそんなに広がらず、やっぱりあっさり終わった。

あと、カークを倒して名声を得ようと、クリンゴンの船がやってきますが、あんまり本筋にはからんできません。

仲のいいおじさん三人

最初、いつもの三人(カーク、スポック、Dr.マッコイ)でキャンプに行くシーンから始まります。皮肉を言ったり、煽ったり、時には喧嘩もするけど、休暇中も3人は一緒。キャンプファイヤーとかしてるし。仲いい。尊い。

エンタープライズがボロい描写あるけどリニューアルされてなかった?

劇中で、自動ドアが開かないなど、エンタープライズがボロい描写があるけど、前回自爆したあと、新しくなったんじゃなかったっけ?型は古いけど、新造されてたはず。

それともどこかで使われてた中古のエンタープライズをもらったのか?

なんか過去作品との整合性がイマイチでモヤモヤします。

まとめ

なんとも惜しい、と思いました。

今回の映画はストーリーに別段大きな破綻はないですが、各エピソードがみんな小さく、ここから発展すれば面白くなりそう!というところでそんなに盛り上がらず、さらっと浅く解決します。その繰り返しで、全体的になんだかモヤモヤしました。

でも、いつものおじさま三人のやりとりはやっぱりいいです。ホッコリします。

次回はTOSシリーズ最後の映画「スタートレックⅥ未知の世界」です。

サブタイが今回と似てますが……。

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