スター・トレック劇場版 ケルヴィンタイムラインシリーズ3作目です。初代TOSシリーズのリスペクトにあふれる作品でした。
これぞ宇宙冒険活劇といった内容で面白かったです。
目次
スター・トレック BEYOND、キャスト
監督 ジャスティン・リン
脚本 サイモン・ペッグ
ダグ・ユング(英語版)
原作 ジーン・ロッデンベリー
製作 J・J・エイブラムス 他
役名 | 俳優 | 声優 | 人となり |
---|---|---|---|
ジェームズ・T・カーク | クリス・パイン | 阪口周平 | 船長 たまに船長辞めたがる。でもやっぱりまた乗る |
スポック | ザカリー・クイント | 喜山茂雄 | バルカン人と人間のハーフ、人間臭い |
レナード・マッコイ | カール・アーバン | 宮内敦士 | 軍医、皮肉屋、転送嫌い。ヒーローをやっつける人 |
ウフーラ | ゾーイ・サルダナ | 東條加那子 | 通信士、スポックの彼女 |
モンゴメリー・スコット | サイモン・ペッグ | 根本泰彦 | スコッティ、機関主任 |
ヒカル・スールー | ジョン・チョー | 浪川大輔 | カトー、操舵士 |
パヴェル・チェコフ | アントン・イェルチン | 粟野志門 | 操縦士、若くて頭がいい。 |
クラール | イドリス・エルバ | 斉藤次郎 | 今回のラスボス |
ジェイラ | ソフィア・ブテラ | 川庄美雪 | 新メンバー、かわいい、芋煮会 |
スタートレックビヨンド、キャストとあらすじ
カークはティーナックス星で、フィボナン共和国との和平調停の任務を行っていた。
フィボナンが善意の証として差し出した『古代の兵器』が、ティーナックス星の怒りを買い、結局停戦協定は失敗に終わる。
――――
エンタープライズによる宇宙探査の任務も、5年の内、約3年が経った。
カークは父親の影だけを追って船長になった自分に、疑問を持ち始めていた。
船は地球から一番遠くにある最新鋭の宇宙ステーション、ヨークタウンに到着。クルー達につかの間の休息が訪れる。
長い航海で自分の人生に疑問を持ち始めていたカークは、ステーションにいる宇宙連邦の上司に、船を降りることを相談していた。
一方そのころ、宇宙ステーションに一隻の脱出艇が到着する。
救出された女性が言うには、仲間が乗っている船が未知の星雲にある惑星に不時着してしまい、自分だけはなんとか脱出してきたのだという。
未踏の星雲内に取り残された彼女の仲間達を助けるために、エンタープライズは調査に向かう。
星雲内は不安定で、小惑星や隕石が飛び交う危険な空間だった。スールーの操縦テクニックで、なんとか彼女の仲間がいる、未知の惑星アルタミッドに到着する。
だが調査をはじめたところで、正体不明の船がエンタープライズに近づいているのを確認。相手の正体を見極める前に、その船はエンタープライズに向かって突撃してくる。
謎の船はよく見ると、小型宇宙船の集合体であり、大量の小型船が統率の取れた動きでアメーバのように形を変え、エンタープライズに向かってきていた。
エンタープライズの攻撃は敵の量が多すぎてほとんど効果が無く、小型船でつぎつぎと突撃してくるためバリアも効かなかった。
さらに敵はエンタープライズの仕組みを熟知しているようで、ワープエンジンは即座に切り離され航行不能に、さらにエンタープライズに突き刺さった小型船から敵部隊が次々と侵入、あっという間にエンタープライズは危機的状況に陥る。
どうやら敵は、以前ティーナック星で調停に使われた『古代の兵器』を手に入れようと船内に侵入したらしい。
カークはクルー達に脱出命令を下す。カークとクルー達はバラバラに脱出し、各々が惑星アルタミッドになんとか不時着する。
はたして彼らは、再び合流し、未踏の惑星アルタミッドから脱出することはできるのか?また、『古代の兵器』を奪おうとする敵の目的は一体何か?
スタートレックビヨンド感想
面白かったです。各メンバーが未開の惑星にちりぢりに不時着して、各々の能力を生かしてサバイバルしていくというのは、なんだかとってもスタートレックっぽい気がします。
SF冒険活劇
今回の作品はこの一言につきます。
エンタープライズが(またも)破壊され、未知の惑星に墜落。メンバーは散り散りになり、脱出ポットなどで未知の惑星アルタミッドに不時着する。
このパターン、劇場版スタートレックでは王道の展開かなと思います。
前二作は結構今風のアレンジが効いてたようにおもいますが、今回は過去のスタートレックの雰囲気に寄せてきたように思います。
カーク、船長辞める辞める問題。
初代のシリーズにもありましたが、カークは自分の人生について疑問を持ち始めます。
船を降りてさらに上の役職に就くべきか?
先代のカークもそうでしたが、結局彼は航海と冒険の中でしか喜びを見いだせない。デスクワークは無理な性格です。
時間軸が変わっても、カークの悩みは変わらない。その愚痴を聞くのがやっぱりDr.マッコイ、これもTOSから変わらないです。
新メンバー、戦士ジェイラがキュートでかわいい。
惑星アルタミットの生き残り、戦士ジェイラがいいです。
技術屋スコッティと出会い、行動を共にしますが、かたことの地球語で話すしぐさがキュートでかわいいです。
船のルールを知らないジェイラが船長の椅子に勝手に座ったり、また身体能力の高い彼女のアクションシーンも最高にかっこいいと思います。
続編が出たなら絶対活躍します。
初代スポック、リスペクト
ケルヴィンタイムラインでは一作目のケルヴィン事件により、TOSのスポックと、今シリーズの若いスポックが同じ時空に存在しています。
2015年にスター・トレックの象徴、スポック役のレナード・ニモイさんがお亡くなりになり、劇中でも、初代スポックが亡くなったことが今回の若いスポックにも知らされ、彼は落胆します。
初代スポックが持っていた写真を、若いスポック見て感慨にふけるシーンは、TOSシリーズへの強いリスペクトを感じました。
まとめ
スタートレックBEYOND、これぞ宇宙冒険活劇といった内容でした。
未知の惑星でクルーたちがバラバラになって行動する。この王道パターンはやっぱりワクワクします。
故レナード・ニモイ氏のリスペクトにじんわりしつつ、新キャラ、ジェイラも加わり、やっぱり続編が期待されます。
ただチェコフ役のアントン・イェルチンさんも2016年にお亡くなりになり、制作は難航しているようです。
ぜひ新カークがTOSのカークような渋いおじさんになるまでやってほしいと思います。