映画

劇場版 スター・トレックⅠ (吹替版) 感想

人工衛星
押井監督曰く、映画は、誰かと語ることにより映画になる。
ということで今回観たのはこれです。

acworksさんによる写真ACからの写真)

今回は劇場版スター・トレックⅠの感想を書きたいと思います。

自分はスタートレックは初心者です。ストーリーはあまり追えてないのですが、スタートレックが好きな先輩(通称:隊長)からいろいろ面白おかしく教えてもらった、その記憶のほうが強いです。

新シリーズのピカードも始まったので、もう一度、勉強し直したいと思います。

で、観た感想なんですが、この作品、とってもSFしてます。敵の正体や解決方法も、なんというか、ハヤカワ!って感じです。

スターウォーズのような派手さはないですが、特撮登場人物の会話など、非常に味わい深かったです。さすがスタートレック。

今回はなるべくネタバレなしで、スタートレックⅠの良かった点、気になった点を書いてみたいと思います。

スタートレックⅠ あらすじ

巨大な雲状の未知の生命体が地球に向かっていた。グリンゴンの船も、宇宙ステーションも、その生命体による強力な攻撃を受け消滅してしまう。

そんな地球の危機に対し、提督にまで昇進していたカークは、再びエンタープライズ号に乗り込み、その未知の生命体に向けて旅立つのであった。

初代、宇宙大作戦の映画版です。自分はTVシリーズはみてないですが、カーク、Mrスポック、Dr.マッコイ、加藤など、いつものメンバーが登場します。

スターウォーズのような、派手なアクションはないです。今のせわしないハリウッド映画からしたら、流れがゆったりしているかもしれません。(2001年宇宙の旅よりは速いですけど)

 

劇場版スタートレックⅠ良かった点

第一作目のスタートレック、自分がいいなと思ったのはここです!

あふれるSFマインド

ストーリーはシンプルで解りやすいですが、敵の正体や解決策が非常にSFしててよかったです。未知の生命体がどういう理由で地球に向かい、なぜ攻撃してきたのか、しっかり理由づけがしてあって、「なるほど!」と思いました。

当時の最新宇宙技術もネタにしていて、多分、時代的(70年代後半)にはタイムリーな内容だったんだなと思います。

当時のあれが、数百年後ああなってこうなって……。

特撮がすごい

wikiを見ると、後に修正されていているようなので、自分が観たのはリマスター版かもしれませんが、特撮のクオリティがかなり高かったです。

まずエンタープライズの作り込みがすごい。外装の質感もよく、CGか?と思うほどです。宇宙空間で修理する宇宙ドックとか、かっこいいです。燃えます。確かトップをねらえ!でもあったような。

他にもワープと、ワープ中クルー達に常に残像が出てる演出もかっこいい。

謎の雲状の生命体、その内部のデザインもいいです。光の特殊効果も良かったです。SF的なアイデアをしっかり映像にしている感じです。

アイリーアさんめちゃくちゃ美人

作中主要キャラクターのアイリーアさんが本当に美人です。

足長い、スタイルもいいし、スキンヘッドなのですが、まあ美人。

後半〇〇に〇〇されて〇〇になってしまうけど、マネキンのように均整が取れているので、その役がすごく合っていると思いました。

絶妙な会話

スタートレックといえば、宇宙の様々な種族、人種が出てきます。

バルカン人のMrスポックは感情を完全に抑え、常に論理的思考で行動する人物です。今で言うなら意識高い系の人です。飲み会には参加しません。定時で帰ります。

逆に、カーク船長は地球人で、感情豊かなホットな人物です。まずこの対極な性格の二人のやりとりが面白い。

さらに皮肉屋のDr.マッコイがからむと、3人の個性が生み出す絶妙な会話劇が始まります。これが面白かったです。

会話劇が楽しいのは、スタートレックシリーズ全般に言える事だと思います。

 

面白いけど気になった点

面白かったけど、ちょっとツッコミたいのはこのポイント。

カーク船長、全部自分でやる。

TVシリーズを観ていないので、登場人物の細かな性格は知らないのですが、カーク船長が、なんでも先陣切ってトラブルに対応してました。

宇宙で放り出されたスポックを助けるのも、船に侵入者が来たときも、今回の敵の本体に会いに行くのも、全部自分が率先してやる。

そんなにガンガン前出ていいの?実際の船長とか艦長って、部下に指示する立場なんじゃないか?とちょっと思いました。そこがカークさんの良さなのかもしれませんが。

すごいアグレッシブ、IT企業したての若手社長みたいです。

作戦が結構強引

カークの作戦は強引でいきあたりばったりでした。たまたまうまく行ったけど。最初のワープからしてやばい。一歩間違えれば全員死亡。後半もグイグイ進んでガンガンハッタリかまします。

あとまずい状況になると結構スポックに頼る事が多かった。

いつも沈着冷静なスポック、毎回カークの無茶振りに冷静に対処する、そっけないけどいい人。

でも現状を揺さぶって変化させるには、これくらいの強引さが必要なのかもしれません。

カークとスポックはいいコンビだな、と思いました。

 

まとめ

宇宙飛行士

スター・トレックⅠ、面白かったです。

スピード感のある現代のハリウッド映画に比べると、ゆったりしたストーリー展開ですが、特撮などの映像は見応えあります。

話の内容もしっかりとSFしてます、敵の正体がわかったときは「なるほど!」と思いました。ラストのオチも納得でした。

登場人物の個性が強くクルーの会話が面白いです、たぶんTVシリーズを観ていると、クルーのやりとりはさらに面白いんではないでしょうか?

いまならアマゾンプライムで無料ですのでよかったらどうぞ。

次はカーンです。

acworksさんによる写真ACからの写真)

-映画

© 2024 Dnd:reboot Powered by AFFINGER5