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【映画】スタートレック ネメシス/S.T.X レビュー

ネメシス パッケージスタートレックTNG劇場版10作目、ラスト、ネメシスです。

現在アマゾンプライムでなぜか字幕版しか見れないですが、ブックオフで買えたので吹き替えで見てみました。

今回も強敵が登場します。

スタートレック ネメシス あらすじ

ロミュラスの最高評議会が開催されていた。軍部は連星レムスシンゾンと同盟を組み、宇宙連邦に総攻撃をかける提案をしていた。だが評議会はそれを一蹴する。

軍部が去ったあと、評議会のタローラ議員も退出する。しばらくして、タローラ議員が去り際に置いていった謎の装置が発動、評議会のメンバーはすべて石のようになり砕けて消えてしまった。

そのころ、エンタープライズではライカー副長とカウンセラーのトロイとの結婚パーティが行われていた。また同じくして、ロミュランの中立地帯の近く、コラリン星系からジトロニック波を受信する。この電磁サインはアンドロイドしか出さない特有の電波で、ピカード達は電波が発信されている惑星に調査に向かう。

原住民に襲われながらも、信号の発信場所を探すと、アンドロイドのパーツを発見する。体ののパーツを回収し、最後に見つけた頭部はデータと全く同じ顔をしていた。

回収したアンドロイドを調べると、データのプロトタイプ、B-4であることがわかる。

それと同じくして、宇宙連邦から通信があり、ロミュラン帝国の新任政務長官シンゾンが、宇宙連邦の使節を望んでいるとのことだった。ロミュランの中立地帯にいたエンタープライズは使節としてロミュランに向かう。

ピカード達は、レムスの戦艦シミターの内部で、シンゾンと対面する。彼は他のレムス人とは違い、見た目は明らかに地球人だった。

会合のあと、彼から預かった血液を調べると、ピカード艦長DNAと100%一致した。

シンゾンはロミュランによって作られたピカードのクローンで、彼はスパイとして、いずれピカードと入れ替わる予定だった。

だがロミュランの政権が代わり計画は中止、シンゾンは惑星レムスの鉱山に捨てられ、強制労働を強いられた。だがピカードと遺伝子レベルで全く同じのシンゾンは収容所でレムス人の信頼を得て、頭角を現し、若くしてレムスの指導者になった。

エンタープライズはシンゾンの戦艦シミターから セラロン放射能を検知する。これは生物を原子未満のレベルで破壊する、危険な放射能だった。

表向き、シンゾンは和平を望んでいるようだが、実際はロミュランとピカード、さらに宇宙連邦に対する復讐心だけで生きていた。

ヤングピカードと言ってもいいシンゾンと危険なセラロン放射線を搭載した戦艦シミターに対し、エンタープライズとピカードはどう戦っていくのか?

 

スタートレックネメシス 感想

TNGシリーズ最後の作品なので、人気のあの人がああなったりします。

ラスト、シンゾンと戦艦シミターの戦闘はかなりハードで見ごたえがあります。

率先して艦長が前線に立つ。

スタートレックは、だいたいいつも艦長が前線に立ち、危険な任務をします。

今作もそれを若干ネタにされつつ、やっぱりピカードは危険なコラリン星系で新型バギーを乗り回して(ピカードがバギーを運転し、そのうしろでチョコンと座っているお供のウォーフとデータが最高)原住民に襲われたり、ラストに一人で戦艦シミターに乗り込んだりします。

宇宙連邦の艦長はアグレッシブです。

人は環境で変わるのか?

もし、あなたのクローンが居たとして、そのクローンが全く違う環境に生きていたら、見た目は同じでも、あなたとは全く違う性格の人間になっているだろうか?それともやっぱり今のあなたのような性格に育つのだろうか?

今回の敵はピカードの完全なクローンです。身体的特徴や脳の形、脳に及ぼす分泌物の傾向等はすべて同じです。

ですがお互いの人生は完全に真逆です。不遇な人生を送ったシンゾンがどんな人間になったのか?

というのがSF的で面白いと思いました。

シンゾンの目的意識がいまいち

ピカードのクローンであるシンゾンですが、彼がロミュランやピカードに妬みがあるのは分かるとして、なぜ宇宙連邦にまで憎しみの対象になっているのかがいまいち分かりにくかったです。

シンゾンの目的意識がぼやけてしまっているので、なんとなくスッキリしない感じがしました。

ラストのバトルは見ごたえあり

最後のシンゾンの戦艦シミターとエンタープライズのバトルは見ごたえがあります。

攻撃を受け船体が破壊されたエンタープライズからクルーが真空の宇宙に投げ出されたり、かなりシビアに戦闘が描かれています。

シンゾンとピカードの戦略がぶつかり合うバトルは見ものです。

あのひとがああなります。

TNG人気のあのキャラクターが最後にああなりますが、でもいずれああなる予感を残して終わります。

多分次作がもし作られたときに、またあの人を出すための保険って感じがしました。

Ⅱで双子の兄として出てくる、的な感じです。

途中でロミュランがシンゾンから寝返るけど

シンゾン派のロミュランが途中でピカードを助けて、なんとなく正義側みたいになるけど、彼らは評議会皆殺しにした実行犯じゃないか?

ピカード助けたからチャラみたいな感じになってるのが、ちょっと気になりました。

 

まとめ

宇宙船内部acworksさんによる写真ACからの写真)

スタートレックネメシス、最初ちょっとシンゾンの目的ははっきりしないけど、後半の戦闘シーンは見ごたえありです。面白かったです。

シリーズ最後なのであの人がああなるけど、でも大丈夫そう。

TNGの映画はこれで終了です。

ということで次は平行宇宙のケルヴィン・タイムラインでのスタートレックを見ます。JJ版です。

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